週末、田町に用事があったので、久しぶりに大学に立ち寄り、山食でカレーライスを食べて来ました。
慶應カラーのお皿にカレールーがたっぷりとかけられ、その味は昔ながらの懐かしい優しい味、1937年(昭和12年)の創業から今も変わらぬ伝統そのものでした。
そして、ご存知の方も多いかと思いますが、カレーという言葉は、福澤先生が日本に初めて紹介したとされています。その経緯について、塾のホームページ( https://www.keio.ac.jp/ja/contents/stained_glass/2005/247.html)を覗いてみると、 「(前略)このようにして明治時代には日本人の食生活に次々と新しい料理が登場した。その一つが、ご存じカレーライスで、日本人とカレーの出会いをたどってみると、またもや福澤諭吉の名が浮上してくる。1860(万延元)年、福澤先生は幕府遣米使節に随行した際、清の子卿原著『華英通語』という、英語と中国語の辞書を購入し、帰国後、これに訳語と英語の発音を付した『増訂華英通語』を出版しているが、その中に「Curry」の語を見出すことができる。ちなみにカタカナで記された発音は「コルリ」。カレーという言葉を日本に初めて紹介したのが福澤先生だったのだ。しかし、さすがの福澤先生も、この「Curry」が、やがて日本人の"国民食"にまで成長し、慶應義塾三田キャンパスの学生食堂(山食)の人気メニューとなることまでは予想されていなかったのではないだろうか。」と説明されていました。
この日の山食も、学生に混じってOBやOGと思われる方々が数多く見られ、皆さん懐かしそうにカレーライスを食べていました。(TT)