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塾高、103年ぶりにベスト4進出!

この日の塾高先発はエース小宅(おやけ)君ではなく、同じ2年生の鈴木(佳)君でした。鈴木(佳)君は3回裏まで1安打ピッチングで無失点で抑えていましたが、4回裏に沖縄尚学の4番仲田君に2ランホームランを打たれ、塾高は今大会初めて先制され、序盤は完全に沖縄尚学ペースの苦しい展開でした。

しかし、今大会から導入された10分間の「クーリングタイム」後の6回表、この回先頭の9番ピッチャー鈴木(佳)君に代わって清原君が打席に立ち、ピッチャーゴロに倒れはしましたが、場内の空気が一変した中、続く1番イケメン・丸田君が一塁線を破る二塁打、さらに2番八木君も逆方向の巧打でレフト前に落とし、ランナー1・3塁。続く3番渡辺(千)君が四球を選んで1アウト満塁となり、4番加藤(右)君が左中間へ走者一掃の二塁打を放ち3対2と逆転!さらに前の試合で5打点を稼いだ5番延末(のぶすえ)君がまたもや痛烈なライト前ヒットを打ち、2塁走者を返して1点を追加し4対2。続く6番渡部(憩)君もライトの頭を超える二塁打で5対2。これでここまで好投していた沖縄尚学エースの東恩納(ひがしおんな)君が降板。この後、7番福井君も二番手儀部(ぎぶ)君からライト前ヒットで続き6対2。8番大村君の送りバンドで2アウト2塁となり、打者一巡、再びこの回先頭で代打として登場した清原君まで回りましたが、サードゴロでスリーアウトチェンジ。その後は、二番手の松井君が6回から8回を抑え、最後はエース小宅君が9回裏を3人で締めてゲームセット。塾高は7回表にも追加点を挙げて7対2で勝利しました!

 

森林監督は、5回終了後の「クーリングタイム」で、前半と後半は違う試合、第一試合は完敗だったので、第二試合はがんばろう!と選手に話して送り出したそうです。また、沖縄尚学の東恩納投手については、前半、かなり力を入れていたと思うので、「クーリングタイム」後は、力が落ちたのかもしれない、とコメントされていましたが、私もこの「クーリングタイム」で試合の流れが変わって、さらに清原君の登場により甲子園の空気も変わったことが、塾高逆転劇の要因といっても過言ではないと思いました。

  

次の試合は、明後日8月21日(月)の第2試合(11:35開始予定)に決まり、まずは決勝戦の舞台へ駒を進めるべく、土浦日大高校(茨城県)と闘います。引き続き目が離せませんね!この夏は本当に熱い!!(TT)

 

 

*このブログの写真は、慶應義塾Twitter より転載しました。