10月30日(月)、1勝1敗で迎えた慶早戦3日目、勝った方が優勝の大一番に慶應は5対3で早稲田に勝利し、全大学から勝ち点5を挙げる「完全優勝」を成し遂げました!
試合は、3回表、先頭の本間颯太朗内野手(3年・慶應)がセンター前ヒットを放ち、続くソフトバンクから3位指名を受けた廣瀬隆太内野手(4年・慶應)がリーグ通算20号となる先制2ランをレフトスタンドに放って2点を先制。その後、6回裏に1点を返されましたが、直後の7回表にやはり先頭の本間颯太朗内野手が左中間へソロホームランを放つと、さらに一死一二塁から齋藤來音外野手(4年・静岡)、続く水鳥遥貴外野手(3年・慶應)の連続タイムリーヒットで、この回3点を奪いました。
先発の外丸東眞投手(2年・前橋育英)は、5回裏まで早稲田を無失点に抑え、6回裏に1点、7回裏に2点を返され、降板しましたが、その後、リリーフした森下祐樹投手(4年・米子東)が2点のリードを守り切り、4季ぶりの40回目の優勝を果たしました。
廣瀬隆太内野手は、先日のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから3位指名を受けていましたが、今日のホームランで、リーグ通算20本塁打(歴代4位)となり、現在、日本シリーズで阪神監督として指揮を執っている早稲田OB・岡田彰布監督(昭和51~54年に記録)に並びました。ちなみに最多本塁打は、慶應OB・高橋由伸氏(読売ジャイアンツ球団特別顧問)の23本(平成6~9年に記録)です。
また、栗林泰三外野手(4年・桐蔭学園)が首位打者(打率4割0分7厘)となり、見事三冠王にも輝きました。昨秋の慶應OB・萩尾匡也外野手(読売ジャイアンツ)に次いで戦後17人目だそうです。素晴らしいです!
今日、慶早戦に勝利し、六大学優勝を勝ち得ましたが、11月には明治神宮野球大会(11月15日開幕)での全国制覇という大仕事がまだ残っています。塾高に続き、大学もぜひ日本一になって、今年を締め括っていただきたいと思っています。(TT)
【慶早戦MEMO】
慶早戦は、1903年(明治36年)に第1回(11対9で慶應の勝利)が行われ、今年で120年の長い歴史を持ちます。
2023年秋季リーグ戦が終了し、対戦成績は、慶應の200勝(優勝40回)、早稲田の241勝(優勝46回)となりました。
※ このブログの写真は、慶應義塾Xより転載しました。