「囲碁だより 9」 剣持直樹 (S40法)2024年9月30日
( ← 左写真は 9月例会 にて)
私は厚木市在住ではあるが、かつての縁で「町田三田会囲碁同好会」に参加して囲碁を楽しんでいる。
今年7月に私の地元で「第17回 厚木市囲碁団体対抗戦」が行われ私は初めて参加した。 各囲碁会から5人一組の18チームが参加し、三勝したチームが勝ち上がるトーナメント方式で行われ、我が「厚木寿チーム」が他メンバーの活躍もあって四戦全勝であれよあれよという間に優勝した。そして市を代表して横浜で行われた日本棋院神奈川県主催の交流戦に参加することになった。
競技方法は時計を使う持ち時間制。対局者は県内各市から参加した猛者ぞろいの18チーム。いつも時間を気にせず囲碁を楽しんでいる我が厚木チームは 三局目まで全敗。第四局目にようやく一勝し、ブービー賞を貰ったことがせめてもの慰めだった。
敗因を分析すると棋力の差は 別にして、使い慣れない時計にあることが分かった。いつも時間を気にせず、ゆうゆうと碁を打っている碁打ちにとって都会の「強豪」と追われる「時間」の2つを相手にすることは大きな負担だった。時間をたっぷり使って碁を打つ普段の打ち方では競技では勝てないということだ。
県本戦は「井の中の蛙大海を知らず」ということを思い知らされた経験であった。 でも、同時に趣味としての碁は時間を気にせず考えて楽しむのでいいのではないかとも思った。
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「囲碁だより 8」 野路幸暉 (S40商)2024年8月31日
(のじ ゆきてる)
( 左写真 → は 8月例会後の懇親会 にて)
私がリタイアすると有段者の父から囲碁を始めてみてはどうかと勧められた。そうこうしているうちに父は体調を崩し、私に囲碁の手解きをすることなく他界してしまった。
ある時、紹介を得て大学囲碁部のキャプテンを経験した現役の若手社員から囲碁を教えてもらうことになった。6路盤からのスタートだったが、彼のアドバイスで日本棋院の初級講座に通うことにした。しかし、教えてもらうだけで対局の面白さを感じることもできずに半年位で辞めてしまった。
そんなある日、中高で同じクラスだったK君と出会い、囲碁の話題になり早速手合わをした。以降、毎月1,2回対局しているが、ほぼ互角の棋力ということもあって、俄かに囲碁が面白くなってきた。K君とのライバル関係維持向上のため、町田三田会の囲碁同好会にも入会し相撲のぶつかりげいこよろしく棋力の向上を図っている。会の雰囲気は皆さん大変親切で、毎回新しい発見がありK君との対局に大いに役立っている。コロナ禍の中でもK君に紹介されたオンライン囲碁で対局を続けることができ、最近では同好会の方とも定期的にオンライン囲碁を楽しんでいる。
振り返れば K君と対局を始めてもう10年になる。互先で勝ったり負けたりのライバル (碁敵) 関係がいまだに続いている。K君との出会いがなければ私は今頃は囲碁はしていないだろう。人との出会いの大切さが今更ながら身に染みている。K君ありがとう。
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「囲碁だより 7」 森本 聡 (S49経) 2024年8月1日
( ← 左写真は 7月例会後の懇親会 にて)
囲碁との縁は数年前家内を亡くした小生を心配した中学の同級生のK君が半ば強制的に月2回程、彼の自宅で手ほどきをしてくれたのが嚆矢。
ところがK君が1年たらずで急死してしまった。
9路盤でそれほど面白いと思わなかった小生はもうやめようと思ったが、近くの町田の碁会所に通うことにした。少しずつ面白くなった時にご縁を得て町田三田会の囲碁同好会に入会した。
毎月開かれている月例会では上級者による指導碁や対局を楽しんでいる。塾のご縁と稲門会だったK君に心より感謝している。
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「囲碁だより 6」
児玉是通(S51商) 2024年7月1日
( → 右写真は 一般コース 6月例会にて)
囲碁との最初の出会いは日吉の下宿までさかのぼる。当時、私の隣部屋はK君だった。彼は優秀で英語会と囲碁の二つを忙しそうにやっていた。私といえば英語会一本であった。ある時 彼の部屋を訪ねた時(もっとも隣部屋だったが)彼が腕組みをして碁盤を睨んでいた。私は軽く「何をそんな怖い顔をしているの?」と尋ねた。返事はこうだった。「今一番難しい所なんだ。囲碁は知的スポーツなんだ」私はなぜかこの時の事をよく覚えていた。
さて、60歳近くになり、定年後何をやるかいろいろ考えている時、ひょっと、K君の言葉を思い出した。知的スポーツだって言ってたな!面白そうだな、やってみよう!と思い立ち三田会の囲碁同好会に入会することにした。
早速、入門書を購入、勉強を始めたが、石が囲まれると取られる、ということしか理解できなかった。そこで「囲碁サロン」(同好会の月例会が開かれている碁会所)で新設された初心者・級位者に囲碁を教える会に入会し、その会の指導役(元高校の物理の先生)から懇切丁寧に碁のいろは から教えて頂いた。また、囲碁教室にも参加し、現在も通っている。
同好会でもいろんな方に教えて頂き、何とか上手い人の邪魔にならない程度に打てるようになり、囲碁の面白さも少し分かってきたように思う。更にレベルを上げて上位者と普通の対局ができるようになるまで頑張っていきたい。
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「囲碁だより 5」 三澤康正(S47政) 2024年6月1日
( ← 左写真は 初級コース6月例会にて)
囲碁、将棋にあまり興味、関心を持たない人であっても囲碁、将棋のタイトル戦のスポンサーが大新聞を中心とした新聞社であることを知っている人は多いのではなかろうか。
囲碁における三大タイトル戦である名人戦は朝日新聞、本因坊戦は毎日新聞、棋聖戦は読売新聞が主催者である。新聞社にとっては、タイトル戦の棋譜を新聞に掲載することによってファンを楽しませつつ囲碁の普及に貢献し、自社の新聞拡販にも寄与していたことは間違いないだろう。しかし、新聞社も昨今の若者を中心とした活字離れの大きな流れの中で、出版社や本屋などと同様に売り上げの減少に苦しんでいる。ついには、本因坊戦は従来の二日制のタイトル戦を一日にし、タイトル料も減額してしまった。今や囲碁界を取り囲む環境は冬の時代にあるのだが、町田三田会の囲碁同好会では現在、毎月二回(第1,4土曜)例会を開いている。私の知り合いよると他大学では ほとんど月一回の例会と聞いているので、参加者が最も多いのは我が町田三田会ではないだろうか。和田さん, 鈴木さんの献身的なご努力により月二回の例会が開催されていることが何より素晴らしい。今後も新入会員の勧誘、指導を続け囲碁同好会が ますます隆盛することを願ってやまない。
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「囲碁だより 4」 引田 亨 (47経) 2024年5月4日
( → 右写真は 初級コースの4月例会にて)
私が囲碁同好会に入ってからかれこれ10年程になるかと思います。これまでの「囲碁だより」で毎回の活動の様子や会の楽しみ方が色々紹介されている通り、月2回の対局例会は任意参加の懇親会(飲み会)を含めて楽しい仲間ばかりの集まりです。最近はネットやアプリでも囲碁はかなり楽しめるようになっていますが、気心が知れた仲間と対面で対局できる楽しさは格別です。
今回の「囲碁だより」の原稿作成の機会に、これまでの対局や先輩から教わったこと、囲碁の本から学んだことを通じて私が対局で心がけている碁の打ち方について整理してみました。
①死活の基本を学ぶ(自分の石は今どのような状態なのか?生きているつもりだけではダメ)
②できるだけ基本定石を覚える(主に布石段階)
③ヤキモチをやかない(相手の陣地が広く見え、無理な打ち込みをしてしまいがち)
④相手を攻める時は自分の石のつながりや死活を確認しながら先に進んでいく)
⑤先手の取れる手を意識する
これらは全て当たり前のことばかりですが、いざ本番になるとちゃんと守れていないことも多く対局にのめり込んでいくと往々にして忘れがちになります。(これらを守っても負ける時は負けます 笑)
それでは皆さん、囲碁例会でお会いしましょう!
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「囲碁だより 3」 田崎英信(47経) 2024年4月3日
( ← 左写真は 一般コースの3月例会にて)
私は昨年の春、囲碁同好会初級コースに再入会しました。企業退職後何か趣味を増やしたいと思い、少し大げさに言えば シニア蟻が70数歳にして囲碁という巨像に挑んだ次第です。
インターネット等によると囲碁の打ち方は(19路盤では囲碁の理論的な打ち方を別とすれば)「10の360乗通り」あると言われています。 無限大の難しさがあり全世界のプロでもパーフェクトな打ち方をした人はいないそうですが、それだけ努力の し甲斐がある奥の深いゲームと言えます。麻雀は運2~3:技8~7と言われていますが、囲碁は技が10割です。それでもアマチュア同士の対局では、置き碁というハンディキャップの戦いもあり、あらゆるレベルで楽しむことが出来ます。私は超初心者なので、数名の方から指導碁を通して詳しく教えていただいており、少しでも進歩できればと思っています。
夕刻からの懇親会も和気あいあいとした非常に楽しい飲み会で、すぐに時間が経ってしまいます。私のように70歳から始めたレベルでも楽しく過ごせる囲碁同好会ですので、未経験者の方を含め一人でも多くの仲間が増えることを期待しています。
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「囲碁だより 2」 中西 裕(50商) 2024年3月5日
( → 右写真は 初級コース 3月の例会にて)
私は7~8年前にに囲碁同好会に入会しました。入会前の棋力はルールを理解している程度で、九~六子置いて対局していました。そもそも囲碁とは、交互に石を置いていき自分の石で囲んだ領域の広さを競うゲームです。
こう言われても、良く分からないと思いますが、先ずは覚えるよりは慣れろと言ったところでしょうか。また、このゲームの面白さはそれぞれの性格が出る所だと思います。慎重な方、行け行け どんどんの方など色々な方がおられます。普段見せない行動をする方もおられます。
最後に、この会の一番の特徴は例会の後の飲み会です。盛り上がりますよ。飲めない方も それなりに楽しめます。興味のある方、一度顔を出してみてください。
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「囲碁だより 1」 和田賢三(51工) 2024年2月7日
私が囲碁同好会に入会したのは 多分 1997年辺りかと記憶しています。今では開催日が待ち遠しい程楽しいです。生活の励みになっています。
( ← 左写真は 2023年12月の例会にて)
囲碁というゲーム自体が誰でも楽しめて奥が深く面白い。それにも増して他の会員の方に会って話をすることが楽しいですし、碁の後のちょいと一杯も明日の活力になります。私には他の人と触れ合うことができることが多いにモチベーションになっています。
同じ大学の卒業生ですが、色々な学部、年代の方がおられて参考になります。さすが慶応出身だけあり、いわゆるガリベン優等生ではなく一癖も二癖もある人ばかりで、それがまた楽しい。でも皆さん親切です。中には傘寿を過ぎた方もおられますがかくしゃくとして立派な囲碁を打ち、会話も話題が豊富で楽しく一杯にも参加されて凄いです。
碁をやったことがない方でも是非、体験だけでも良いので参加してみませんか。親切な上級者の方が指導します。一杯だけの参加でも歓迎します。連絡をお待ちしています。
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2023年11月4日 囲碁同好会 初心者コース開催
初級コースと一般コースがあります。 全く初めての方の参加も大歓迎です。
一般コースでは、白熱の勝負が繰り広げられています。 どちらも、終了後は懇親会を開催しています。
月例会は
初級コース(第1、4土曜日 世話人:鈴木俊弘(45経))
一般コース(第4土曜日 世話人:和田賢三(51工))の2クラスで開催されています。
自分の判断で クラスを選びますが、両方のクラスに参加している人もいます。
参加者は両クラスとも10~12人です。例会終了後は懇親会(反省会)も楽しく開かれており、
これが目当ての参加者もいらしゃいます。
初級コースには初心者教室も開かれていますので、これから 囲碁を始めたい人の参加も大歓迎です。
(写真↓は11月4日に開催された初級コースの時のものです)
世話役:初級コース 鈴木俊弘(S45経) 一般コース 和田賢三(S51工)